いいことづくめ!トマトの全て
ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるほど、健康に良い食材として昔から浸透していました。日本では100種類~500種類栽培されていますが、世界中の全てのトマトを集めると品種は8000種類以上になります。
トマトの全てを語るには、その豊富な栄養価が欠かせません。βカロテンは、体内ではビタミンAに変換されます。皮膚や粘膜を強化するので、インフルエンザや風邪の予防、美肌効果があります。酸味成分であるクエン酸とリンゴ酸は、胃もたれやむかつきを可一千します。
クエン酸回路で糖質や脂質をエネルギーに変えるのをサポートするため、トマトを食べると夏バテ知らずになれます。赤い色の元となっているのがリコピンです。カロテノイドの一種で、βカロテンの2倍かつビタミンEの100倍も高い抗酸化力を持っています。細胞を老化させる活性酸素が除去されれば、見た目が若くなり血行もスムーズになり、動脈硬化などの病気も防ぎます。
さらにリコピンは脂肪を燃焼したりコラーゲンを生成したりするので、普段から美容に気を使っている女性におすすめです。リコピンやビタミン類がたくさん含まれているのは、完熟した真っ赤なトマトです。
リコピンのすごいとこ!
リコピンはトマトやスイカ等に含まれる赤い色素でカロテノイドの一種で、その中でもリコピンのすごいところはビタミンEの100倍も抗酸化力があることです。
トマトのまめ知識
トマトのまめ知識として良く知られているのが、動脈硬化やガンなどの予防をするリコピンの効果でしょう。そのほかトマトに含まれるさまざまな栄養素によって、トマトは医者いらずの食物とされていますので、まめ知識として知っておくと便利です。
トマトの美味しい食べ方
よく完熟したトマトには、塩とオリーブオイルをかけて、ニンニクやバジルのみじん切りを添えれば、極めて美味しい食べ方になります。美味しいトマトを用いて、シンプルな方法で仕上げる食べ方ですが、素材の持ち味が活かされています。